ホアキン・フェニックス(49)とレディー・ガガ(38)の共演で前評判の高かったスリラー映画「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」が4日に全米で公開されたが、初週末の興行収入が期待を大きく下回る4000万ドル(約59億円)だったことが7日分かった。
同作品は、「バットマン」シリーズに登場するヴィラン(悪役)を描いた映画「ジョーカー」(2019年)の続編。前作のジョーカー役でアカデミー主演男優賞を受賞したホアキンが、今回の作品でも同役を引き続き演じ、そのジョーカーと恋に落ちるハーレイ・クイン役にガガが抜擢されている。
米誌「ハリウッド・リポーター」によると、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズは同作を今秋の目玉作品として大ヒットを期待していたが、思わぬ不調にがっかり。というのも、今回の製作費は前作の3倍以上の1億9000万ドル(約282億円)だったが、初週末の興行成績は前作の半分にも満たなかったからだ。
日本では「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」は11日にリリースされる。
ちなみに、今年これまでに最大の全米オープニング売上となったのは7月に公開されたディズニーのスーパーヒーロー映画「デッドプール&ウルヴァリン」で、2億500万ドル(約304億円)を記録した。