世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３１＝大橋）に対して、またしてもフェザー級王者から対戦要求が突き付けられた。井上は１２月にサム・グッドマン（オーストラリア）と防衛戦を行うことが有力視される一方で、現階級では有力な対戦相手が少ないことから、フェザー級転向の時期に注目が集まっている。
そうした中、ＷＢＡ世界フェザー級王者ニック・ボール（英国）が５日に英国で行われた初防衛戦で挑戦者ロニー・リオス（米国）に１０ラウンドＴＫＯ勝利。試合後には３月の対戦で引き分けているＷＢＣ王者レイ・バルガス（メキシコ）との統一戦を選択肢に挙げる一方で、かねて対戦を希望している井上を改めて〝指名〟した。
米専門メディア「ボクシングシーン」は、ボールが「みんなが井上の名前にこだわっている。彼はスーパーバンタム級だ。ただ、もし彼が私の階級まで上がってきたら、この階級で誰が真の男かを見せてやる。もちろん、１００％戦うつもりだ」と語ったことを伝えた。
モンスターが１階級上の王者たちと激突するのは、いつになるのか。今後の動向に注目が集まる。