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立憲・野田代表 代表質問で棒読みの石破首相に「別人とやり取りしているようで不思議でした」

東スポWEB 2024年10月7日 21時31分

石破茂首相は7日、衆院本会議場で行われた与野党各党からの代表質問で、就任後初となる論戦を行った。

トップバッターは立憲民主党・野田佳彦代表。石破首相が就任前に解散表明を行ったことに対し「『予算委員会を開いて判断材料を整えて信を問うべきだ』と言っていたのに、総理に就任したら戦後最短で解散・総選挙を行おうとしている」と指摘。その上で「総理就任前の一国会議員だった際に天皇の国事行為に踏み込んで発言したことは断じて許せない」とした。

これに対して石破首相は「新しい内閣が発足したことに伴い、国民の意思を確かめる必要があるとの観点から解散を行うと判断した」と理解を求めた。首相指名選挙が行われる前に行った解散表明については「天皇の国事行為に踏み込んだとの指摘にはあたらない」と反論。その答弁が棒読みだったことで野党席からは失笑が漏れた。

野田氏は石破首相が先の自民党総裁選で訴えた「アジア版NATO」創設に関しても質問を行ったが、石破首相は「一国の首相として、まずは喫緊の外交安全保障上の課題に取り組みます。一朝一夕で実現するとは考えていません」と述べるにとどめ、具体的な内容には踏み込まなかった。

論戦終了後、野田氏は石破首相について「別人のように思いました。自分の言葉で質疑をしていない。つい最近まで自分の言葉で語りたいと言っていたのに…。まさか、あんなに下(=答弁書)ばっかり見ながら守りの答弁をするとは思ってもいなかったので石破さんらしくない。別人とやり取りをしているようで不思議でした」と振り返った。

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