ジャーナリストの江川紹子氏が８日までにＸ（旧ツイッター）を更新。〝裏金議員〟の杉田水脈衆院議員が次期衆院選で比例単独立候補を目指していることに言及した。
自民党山口県連は７日、次期衆院選に比例中国ブロック単独候補として杉田氏の擁立方針を決め、党本部に公認申請したと発表した。杉田氏は自民党の裏金事件で、１５６４万円のキックバックを受けていたとされ、党役職停止６か月の処分を受けている。
先日、石破首相は裏金議員の比例重複立候補は認めない方針を示したが、単独立候補については触れていなかった。
これに江川氏は「裏金以前に、比例単独は２回まで、という党内ルールがあったんじゃなかったでしたっけ？」と疑問符。杉田氏は２０１７年、２０２１年の衆院選で比例中国ブロック名簿の単独候補として上位に登載されていた。
なお、自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」の稲田朋美氏らは７日、森山裕幹事長と党本部で面会し、衆院選比例ブロックの名簿に比例単独の女性候補を最上位で処遇するよう提言。国会に女性議員が極端に少ないことを挙げ「民主主義そのものにゆがみを生じさせると言わざるを得ない」とした。これに森山氏は、選挙区定数「１０増１０減」に伴う候補者調整で選挙区から比例に回る候補がいるとして、最上位は困難との認識を示した。
水面下で駆け引きが続いているようだ。