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大谷翔平50-50ボール 所有者〝不明〟のままオークション開催へ「当事者らで合意」

東スポWEB 2024年10月8日 11時5分

ドジャースの大谷翔平投手(30)が史上初の「50本塁打―50盗塁」を達成した50号のホームランボールに新展開だ。記念球をオークションに出品した米競売会社ゴールディンは7日(日本時間8日)に「大谷翔平の歴史的な50―50ホームランボールのオークションは継続することで当事者間が合意しました」と題し、声明を発表した。

声明では「ゴールディンは、大谷翔平が歴史をつくった50―50ボールの所有権を巡る裁判に関わる当事者らが、保留中の訴訟による干渉なしに、予定通りオークションを継続することで合意に達したことをうれしく発表いたします」と前置きするとこう続けた。

「すべての当事者が、50―50ボールをゴールディンでオークションにかけられることを望み、50―50ボールの所有権をオークションの勝者に譲渡することに合意し、勝者に50―50ボールの自由で明確なタイトルを授与することを完全に保証することで契約を結びました。今後も誰が50―50ボールを所有し、オークションの収益権利があるかを定める訴訟は継続しますが、オークション自体に訴訟は影響を与えません」。所有者を決める訴訟が決着したわけではないようだ。

同社の創設者兼CEOのケン・ゴールディン氏は「大谷翔平50―50ボールのオークションに関して、関係者全員の信頼と支援に感謝します」とのコメントを寄せた。

大谷の記念ボールを巡っては、現在、同社に持ち込んだクリス・ベランスキー氏、ケルビン・ラミレス氏の2人、マックス・マトゥス氏、ジョセフ・ダビドフ氏ら4人が所有権を主張しており、オークションの利益は裁判で争われた後、その所有者に渡されるという。

オークションの入札額は2022年のアーロン・ジャッジの62号の150万ドル(約2億2200万円)を超える183万ドル(約2億7000万円)。予定通り米東部時間22日午後10時(同23日午前11時)に締め切られる。入札額はもちろんだが、最終的な所有者も注目だ。

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