元スペイン代表で同国１部バルセロナで活躍したＭＦアンドレス・イニエスタ（４０）が８日までに自身のインスタグラムを更新し、現役引退を正式に発表した。
バルセロナ下部組織出身のイニエスタは２００２年にトップデビューすると、すぐに主力として定着。「魔法使い」と呼ばれるプレーで名門クラブを支えた。スペイン代表としては２０１０年南アフリカＷ杯決勝オランダ戦で決勝ゴールをマークした。２０１８年にはＪ１神戸に加入。クラブ初となる天皇杯のタイトル奪取に貢献し、その実力を証明した。
スペイン紙「ムンド・デポルティボ」は「イニエスタは常にファンから愛される選手だ。彼のスポーツ上のメリットと、彼が競技場外で伝えた価値観のためか。アンドレス・イニエスタは、スペインのほとんどのフィールドから拍手を受けて登場した数少ない選手の１人だった」と、その功績をたたえた。
引退発表にＳＮＳやネット上では「お疲れさまでした」「引退は残念だ」「日本でプレーしてくれてありがとうだね」「イニエスタは２０１０年にバロンドールを取るべきだった選手」「バルセロナの黄金期を支えたレジェンド」という声とともに「監督として神戸に戻ってきてほしい」「日本代表監督アンドレス・イニエスタを見たい」「いずれ機会があえば日本でも監督、それこそ日本代表監督…」との意見も書き込まれていた。