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南野拓実が〝最難関アウェー〟に自信「日本の位置づけ示す」 前回は解任騒動に発展

東スポWEB 2024年10月8日 12時5分

森保ジャパンは最大の難関を突破できるか。日本代表は7日(日本時間8日)、北中米W杯アジア最終予選サウジアラビア戦(10日=同11日、ジッダ)へ向けて現地で練習を行った。日本が苦手とする中東アウェーの中でもサウジアラビアは鬼門。前回カタールW杯同予選では痛恨の黒星を喫し、森保一監督(56)の解任騒動に発展した。だがMF南野拓実(29=モナコ)は因縁の地で相手を圧倒し、日本の強さをアピールする覚悟だ。

気温40度を超す灼熱地獄、相手サポーターが会場を埋め尽くす完全アウェー。そして何より、森保ジャパンにとっては〝悪夢〟の地だ。

同じ舞台で3年前にも日本はサウジアラビアと激突。0―0の終盤に、MF柴崎岳のバックパスを相手に奪われて痛恨の失点を喫して敗れた。試合後には、相手サポーターから挑発を受けた主将のDF吉田麻也(現LAギャラクシー)が激高して一触即発となるなど大乱戦に。この試合を終えて3戦2敗となった日本は窮地に陥り、森保監督の解任論が噴出する事態となった。

この日の練習後、取材に応じた南野は当時を振り返り「すごく暑かったのは覚えているし、僕らもやっぱりタフなスケジュールの中でやってて、コンディションのところでは難しい部分はあるかなというのは覚えている」と苦い記憶を口にした。

今回の最終予選でも最も難しい一戦になることは間違いない。それでも南野は強気だ。

「サウジのアウェーで勝つことは、この最終予選を進めるためにも大きい。相当、自分たちも自信になるし、アジアに対して日本がどういう位置づけなのかということを示すことができる一戦になると思う」

森保ジャパンは驚異的な進化を遂げており、今回の最終予選は2連勝で計12得点と攻撃陣が大爆発。守備陣も無失点で、攻守ともに圧倒的な力を誇示している。悪夢を払しょくするような快勝劇を三たび見せることができれば、8大会連続のW杯出場権獲得に大きく前進することはもちろん、世界に向けて〝史上最強の日本代表〟をアピールする絶好の機会になるというわけだ。

勝利へのイメージもできている。「相手はボールを持つのがうまいし、どちらかと言ったらヨーロッパっぽい感じがしている。そういうところをうまくこっちが突いていければいいかな」と南野。テクニック勝負ならば、欧州の一線級で活躍する選手が多い日本に分がある。長所を最大限に生かして、真っ向から仇敵を撃破するつもりだ。

自身は前回の代表活動後、9月19日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナ(スペイン)撃破に大きく貢献するなど絶好調。サウジ決戦でも期待がかかる。「リベンジの意味でも燃えているし、この最終予選を優位に進めるために、ここは勝っておきたい」と頼もしい南野のゴールが日本に勝利をもたらす。

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