コメディアンで俳優の三宅裕司（７３）が８日、舞台「ニッポン狂騒時代～令和ＪＡＰＡＮはビックリギョーテン有頂天～」（１０月１７～２７日＝東京・サンシャイン劇場、１１月８～１０日＝ＡｉｉＡ２．５Ｔｈｅａｔｅｒ Ｋｏｂｅ）の取材会に出席した。
同公演は、安保闘争に揺れる１９６０年代の日本を舞台に、アメリカンポップスの魅力に取り憑かれた若者と学生運動に明け暮れる若者たちの、恋と挫折の青春ストーリーだ。
神戸公演には女優・浅野ゆう子がゲスト出演する。三宅は「もう台本もできて、稽古に入ろうとした時です。浅野さんが『今度、神戸公演あるんですよね。神戸公演があるなら私、出ます』って、別に頼んでないんですよ」と笑わせた。
当初は冗談だったと思っていたが、本気であることに気づいた。「それじゃあ出てもらおうと思いまして、台本に新たに浅野さんの出番を付け加えて、出てもらうことになりました。東京公演には（浅野は）出てませんけど、神戸公演にだけ４ステージ、浅野ゆう子さんが出ることになりまして、どこに出るのか楽しみにしてほしい。できれば東京公演を見てから神戸公演を見ると非常に面白い」とアピールした。
浅野が演じる役は実在の人物で、浅野自身が芸能界で世話になった人だという。「この役を浅野さんにやってもらったら浅野さんも喜ぶだろうなと思ったんです。僕も実はその方とはドラマでご一緒させていただいて、僕のお母さん役をやっていただいた。ご恩返しを何もできていないので、ぜひ浅野さんにこの方の役をやってもらおうということなんですね」と明かした。