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【日本ハム】新庄監督いざ日本一へ 貯金15フィニッシュ「いろんな作戦をして失敗も見れた」

東スポWEB 2024年10月8日 22時45分

日本ハムが8日に行われた楽天戦(楽天モバイル)で、レギュラーシーズンの全日程を終了した。新庄剛志監督(52)は75勝60敗8分けのリーグ2位で終えた今季を振り返りながら、12日から始まるロッテとのCSファーストステージ(エスコン)に向けて改めて意気込みを語った。

敵地での今季最終戦を0―2の黒星で終えたものの、指揮官は「今シーズンは(選手に)大きなケガがなかったからね。それがものすごくデカいことで。トレーニングコーチとトレーナーがしっかり選手のケアをしてくれたので」とまずはチームスタッフに感謝。

その上で最終的に「貯金15」に終わった今季成績については「貯金とか言うよりも、このポジションまでたどり着けたというところがね。選手が今後ステップアップするスピードが上がっていくと思うから。そこはうれしいですね」と喜びをかみ締めた。

6月下旬から7月上旬にかけてチームが調子を落とし、一時「借金3」にまで急降下した。そこからはい上がってリーグ2位に到達できた。この選手の成長とチームの戦いぶりには、指揮官も確かな手応えを感じている。

「交流戦でズルズルいくかもしれないというところで、ない頭を振り絞ってね。いろいろな方法をやって選手がそれに応えてくれて。コーチも朝早くから選手のことだけを考えてくれて。『どうやったら成長するか』と育ててくれて。それを僕が見極めて(選手に)『グラウンドで思いっきりプレーしてください』と。これは格好つけてるわけでもなく、素直にそう思いますね」

今後は短期決戦に向け、各選手の起用法を模索しながらチーム状態を上げる作業に取り掛かる。

「もうちょっと(実戦で)いろいろと試したかったんですけどね。でもいろんな作戦をして失敗も見れたし。この選手はこういうプレッシャーではできないんだとか、エンドラン出したら当たらないとか。バントだったらできるとか。そのへんはたくさん経験させてきたんですけど、大事な短期決戦でそれができれば今後(その選手は)レギュラーを取れますからね」

昨季まで2年連続の最下位に沈みながら2位でCS進出を決めた新庄監督。いよいよ悲願の日本一に向けた下克上の戦いが始まる。

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