石破茂首相は9日に衆院を解散。その後に開く臨時閣議で、衆院選スケジュールを「15日公示、27日投開票」と正式に決定する。
衆院本会議は同日午後3時半にスタート。額賀福志郎議長が解散詔書を読み上げて解散を宣言する。永田町関係者によると石破首相は8日夜、官邸で最短のスピード解散について「新しい政権が発足し、国会でも多くの議論が交わされたところであり、国民に判断してもらう材料も提供した」と述べたという。
また、石破首相は解散に先立ち、臨時国会の会期末に野党党首たちと〝党首討論〟を行う。野党側は党首討論をめぐって十分な質疑時間の確保を求め、通例の45分間から1時間20分間に延長することが正式に決まった。
「石破首相は6月に自身のブログで、党首討論に関して『総質疑時間として最低2時間充てるべきだ』と主張していた。これを受けて野党側は大幅な延長を求めて実現に至った。論戦が期待されています」と同関係者は語った。