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【中日】井上一樹二軍監督が一軍監督就任へ R・マルティネス、小笠原慎之介流出なら…いきなり大打撃

東スポWEB 2024年10月9日 5時0分

中日の井上一樹二軍監督(53)が次期監督に就任することが8日までに確実となった。球団からの監督就任要請を受諾する意向を固めており、近日中にも正式決定する見通し。2012年を最後にCS出場なしと長期低迷が続くチームの再建を託されることになる。

井上二軍監督は昨年10月31日の二軍監督就任会見で「僕が求めているものはまず〝陽の気〟というか、明るいものが足りないのかなと。そして気合だ、根性だという時代ではないというのは、重々分かっています。でも、それも大事だと思います」と語ったように熱血タイプの指揮官。現役時代から井上二軍監督をよく知るOBで元バッテリーコーチの金山仙吉氏(72)は「明るくてチームを盛り上げるタイプ。低迷している中日に元気を与え、ムードを変えるにはピッタリの指揮官だと思う」と期待している。

とはいえ、3年連続最下位のチームを浮上させるのは、並大抵のことではない。さらに心配なのが主力投手の流出危機だ。球団は今季で契約が切れるライデル・マルティネス投手(27)の残留を今オフの最重要課題としているが、去就は不透明となっている。

また、今季チーム最多投球回となる144回1/3を投げている小笠原慎之介投手(27)は、ポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦したい意向を球団に伝えている。球団サイドが容認するかどうかは今後の話し合い次第となるが、加藤球団本部長は「夢に向かって進む人の気持ちを我々が止められるのか。難しいと思いますよ」と語っている。

仮にセーブ王のマルティネスとイニングイーターの小笠原がいなくなれば、チームにとっては大打撃。井上竜にとって先発、リリーフともに投手陣の再編が緊急課題となるが、果たして――。

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