ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が8日(日本時間9日)に敵地サンディエゴでのパドレスとの地区シリーズ第3戦に「2番・右翼」で先発出場し、初回に先制ソロを放った。
大谷翔平投手(30)が空振り三振に倒れた初回一死無走者で打席に入ったベッツはフルカウントからの6球目、相手先発の右腕キングの外角のスイーパーを角度37度、打球速度95・9マイル(約154キロ)で左翼に高々と打ち上げた。左翼手・プロファーがフェンス際でジャンプしながら差し出したグラブをかすめて左翼席に飛び込んだ。
第2戦では初回一死で柵越えした打球をプロファーに好捕されており、ベッツは心配そうな表情だったが、確認するとガッツポーズした。飛距離342フィート(約104・2メートル)の先制弾。見事に打ち直した。
ベッツは2022年の地区シリーズ第3戦から29打席立ち、22打数無安打だった。チームにとっても自身にとっても勢いの付く一発になりそうだ。