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若狭勝氏 ジャンポケ斉藤が容疑を認めた目的は実刑回避「認めているという報道がなされないと…」

東スポWEB 2024年10月9日 11時35分

元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が8日夜、ユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。ジャングルポケットの元メンバー・斉藤慎二が不同意性交の疑いで書類送検された事件について、今後の展開を予想した。

斉藤はロケバスで20代女性に性的暴行をしたとして、不同意性交などの疑いで7日に警視庁に書類送検された。その後、所属の吉本興業から契約を解除されている。

この事件で斉藤は「軽率な行為で反省している」と、容疑を認めるような供述をしたと報じられている一方で、「不同意ではない」と話したとも伝えられている。

これについて若狭氏は「報道では犯罪事実、容疑を認めているということになっているとしてもですね、それは被害者との示談交渉を見据えた場合、『犯罪事実を認めている』という報道がなされないと、被害者側は少なくても『反省していない』ということで示談ができるものもできないということもありえて。ですから、事実を認めているというような形で、斉藤容疑者側が発信している可能性はある」と指摘した。

書類送検されたことで、今後は「検察庁の検事が斉藤容疑者、被害者から事情を聴く。そのうえで犯罪事実が認められるということになると、検事の方で不同意性交罪で起訴する。裁判にかけるということになります」。

それまでに示談が成立すれば、「被害者側が『処罰しなくても結構です』という一文を書けば起訴されずに、犯罪事実があったとしても不起訴ということになると思います」と指摘した。

もし示談が成立せずに起訴されるとどうなるのか? 若狭氏によると「この不同意性交罪、法律で決まっている刑の重さが懲役5年以上20年以下とかなり重い罪」。執行猶予が付くケースは「懲役3年という判決までであって、懲役4年とか懲役5年という判決の場合は法律的に執行猶予を付けることはできない」と説明。そのため示談が成立しないと「実刑ということもありえます」。

そのため示談が成立するかどうかは「非常に大きな今後を占うポイント」と指摘した。

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