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【MLB】守乱とマチャド走塁でドジャース6失点…ベンチで乱行ビューラーに失望と同情「我慢が足らん」「かわいそう」

東スポWEB 2024年10月9日 18時15分

ドジャースは地区シリーズ第3戦となった8日(日本時間9日)のパドレス戦に5―6で逆転負けを喫し、痛恨の連敗で敗退危機に陥った。

試合が暗転したのは2回だった。初回に1点を先制しながら内野守備の乱れから大量6失点の惨劇を招いた。先発したウォーカー・ビューラー投手(30)がまずは先頭打者のマチャドに中前打で出塁を許すと、一気に流れが相手に傾いた。次打者メリルが放った痛烈なゴロを一塁手のフリーマンが好捕。倒れ込んだ状態のまま二塁に投げたが、一走のマチャドが走路の内側を走ったため送球が体に当たり、ボールが外野に転がっている間に三進を許した(記録は内野安打と送球エラー)。

無死一、三塁までピンチが広がり、ビューラーはボガーツを内野ゴロで打ち取ったかにみられたが、1人で併殺プレーを試みた遊撃手のロハスが二塁ベースを踏んで一塁に送球してオールセーフ(記録は野選)。これで同点に追いつかれるとペラルタの適時二塁打で2点を勝ち越され、その後も犠飛、トドメはタティスのシリーズ4号2ランでスコアボードに「6」が表示された。

ビューラーが失点したのはこのイニングだけで5回まで77球を投じて7安打。だが、チームが敗れれば地区シリーズ突破に王手をかけられる一戦での大量失点に、ベンチへ戻った右腕はいら立ちを爆発させた。

まずはかぶっていた帽子を投げつけると、自分が座るベンチの背中側に置いてあった備品の箱を両手で頭上まで持ち上げ、思いっきり地面に叩きつけてバックヤードに姿を消した。

ビューラーはサンディエゴに遠征に来る前、愛妻のマッケンジーさんとカリフォルニア州郊外にあるサンタアニタパーク競馬場を訪れ、つかの間の休息を楽しんでいた。その際、高級腕時計を何者かに取られる被害に遭っていた。経緯については米メディアからさまざまな情報が出ているが、被害額は「10万ドル(約1480万円)」相当に上るという。

結果的にチームが敗れたとあってファンはSNSなどで「物に当たっちゃいけない!」「ドジャースのピッチャーは我慢が足らん」「毎回6点7点取られる先発なんかいらん」と手厳しい声も寄せられた一方で「そりゃ腹立つよな」「不運過ぎてかわいそう」などと同情していた。

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