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米アラスカの巨大グマが因縁対決 子グマ殺された母グマが2連覇果たす=「ファット・ベア・ウィーク2024」

東スポWEB 2024年10月9日 19時30分

米アラスカ州のカトマイ国立公園で一番太ったクマを選ぶ毎年恒例のイベント「ファット・ベア・ウィーク2024」は2年連続でメスのグレイザー(20)が優勝した。

このコンテストは今年で10年目。カトマイ国立公園の野生のクマは秋になるとブルックス川に集まってサケを捕る。その様子はライブカメラで中継される。国立公園局と中継を担当するエクスプロアー・ドット・オーグが主催し、10月2日から8日にかけて、決勝進出の8頭がシングルエリミネーション方式で対戦する。対戦というのは、世界中の観客が冬眠に備えて最も脂肪を蓄えたクマにオンライン投票し、勝者を決定するというものだ。

グレイザーはライバルグマのチャンクを破ったが、2頭の間にはただならぬ因縁があった。米メディア「アラスカズ・ニュース・ソース」は9日、「グレイザーがチャンクに復讐を果たした」と報じた。

今年7月、グレイザーが2頭の子熊に魚捕りを教えていたところ、子熊たちが流れの速い川に落ち、餌を探していたチャンクの縄張りに流されてしまったという。グレイザーは急いで子熊たちを助けようとしたが、そのうちの1頭がチャンクに襲われて死亡した。

国立公園保護区のサラ・ブルースさんは「この2頭のクマは、過去に何度も川で互いに交流しており、その話に共感する人が多く、ファット・ベア・ウィークの決勝戦で2頭が戦うのを見たいと思ったのだと思います」と話した。

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