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テイラー・スウィフト警護巡って英労働党幹部が警察に圧力か ウィーン公演はテロ予告で中止

東スポWEB 2024年10月9日 19時50分

人気歌手テイラー・スウィフトが8月に英国公演を行った際、労働党のトップ政治家らが、テイラーを会場のロンドン・ウェンブリー・アリーナまで王族並みの護衛付きで送るよう警察に圧力をかけていたと非難されている。英紙サンが9日、報じた。

テイラーはオーストリア・ウィーン公演(8月8日~10日)が〝テロ予告〟を受けて中止になったため、ウェンブリー・スタジアム公演(8月15日~20日)は厳戒態勢の下、開催された。ところが最近になって労働党幹部らが、ウェンブリー公演が中止になる恐れがあるとして、テイラーをVIP扱いで徹底護衛するよう警察に圧力をかけたと非難を浴びている。

ウィーン公演の中止の直後とあってテイラーの母親でマネージャーのアンドレアは、警察が護衛隊を出されなければ公演を中止すると強硬に主張したという。VIP級の保護は通常、上級の王族や政治家を対象としているが、イヴェット・クーパー内務大臣とサディク・カーンロンドン市長の個人的な介入を受けて、上級警察官らはこれに同意したようだ。

さらにテイラーの安全保障をめぐる論争が明らかになる前に、労働党の政治家たちは無償の恩恵(無料チケット)を貪り食っていると批判されていた。ウェンブリー公演の無料チケットを受け取った人々の中に、キール・スターマー首相とカーン市長も含まれていたという。

ある情報筋は「スウィフト陣営はセキュリティについて大きな懸念があり、警察の護衛が付かなければ公演を中止すると脅していました。英国警察には特定の役割があり、どんなに重要な人物であっても、民間人に対するセキュリティ保護は提供しません」と断言したが、今回の〝特別警備〟にはロンドン警視総監マーク・ローリー卿の事務所が介入したと見られている。

市長の広報担当は「ロンドン警視庁の警備体制についてはコメントしない」と述べた。キール首相は、すでに無料で受け取った6000ポンド相当(約117万円)のチケット料金を寄付として返金することを申し出ている。

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