パ・リーグは9日、レギュラーシーズン全日程が終了し、個人タイトルが確定した。ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が本塁打王、打点王の2冠に輝いた。
本塁打王は2022年以来4度目の獲得。リーグ唯一の30本台で、2位のレイエス(日本ハム)に9本差をつける〝独走〟だった。
「気持ちとしてはめちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発。本塁打にこだわりを見せる鷹の主砲は、今シーズンの自身の打撃をこう振り返る。
「4回(本塁打王を)取った中では一番苦しんだ。不調というのもおかしいですけど、あまりにもホームランが空きすぎた期間がありながら一応30はクリアできた。苦しんだ中で取れたのは大きな自信になる」
打点については「本塁打王と同じで、苦しんだ中で取れたのはうれしい」と言いながらも「ただ、これだけチャンスをもらって99というのは物足りない。まだまだだなと改めて感じる年だったので、もっと練習しなきゃと思いました」と飽くなき向上心を見せた。
打撃陣では近藤健介外野手(31)が首位打者と最高出塁率、周東佑京内野手(28)が盗塁王のタイトルを獲得した。