左大円筋損傷で戦線を離脱していたソフトバンクの大関友久投手(26)が9日、みずほペイペイドームで行われたNCダイノス(韓国)との三軍交流試合で、約1か月ぶりに実戦復帰を果たした。
初回を三者凡退に抑えたが、2回に2安打を許すなど2失点。球数が予定していた20球に近づいたため、1回1/3でマウンドを降りた。投球を振り返った大関は「自分の中でスイッチが入り過ぎて(力を)出しすぎてしまうことは避けたかった。落ち着きながら投げようと」と話し「痛みもなく投げれたので、そこが一番良かった」とホッとした表情を見せた。
大関は9月18日の日本ハム戦(みずほペイペイ)で6回の投球練習中に背部痛を訴え、緊急降板。診断を受けてリハビリ組に移管していた。
「(今の時点では)戦力のレベルまではまだまだ戻っていない」と語った左腕。今後については「日本シリーズを目指すのか、まだCS(登板)の可能性が少しでもあるならばそっちに向けて頑張るのか、明日の(身体の)反応を見て決めたい」と冷静に話した。