９日に行われた楽天―西武戦（楽天モバイル）は延長１２回の末に２ー２の引き分け。これによりパ・リーグのレギュラーシーズン全日程が終了した。
西武の今井達也投手（２６）は１８７奪三振で２位の日本ハム・伊藤大海投手（２７＝１６１奪三振）に２６差をつけ最多奪三振の初タイトルを確定させた。今井は今季がプロ８年目。２５試合（１７３回１／３）に登板して２年連続の２桁勝利となる１０勝（８敗）を挙げ、防御率２・３４の成績をマークした。
チームは歴史的な低迷にあえぎ、５０勝にも届かず４９勝９１敗３分けで、リーグ優勝を果たしたソフトバンクに４２ゲーム差をつけられて最下位に沈んだ。そんな中でも手にしたタイトルに、今井は「こだわりを強く持って一年間やってきた。苦しいチーム状況の中で取れたのは自信になる」と喜びをかみ締めていた。