米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)が、今季のチームの命運を左右する〝キーマン〟に指名された。
今季就任したJ・J・レディック新ヘッドコーチ(HC)から高い期待を寄せられている八村。さらなる飛躍が注目される中で、米メディア「BVMスポーツ」が「レイカーズのプレーオフ進出は、八村の安定感と健康にかかっている」と名門の中心的存在としてクローズアップした。
「主力選手のレブロン・ジェームズとアンソニー・デービスは引き続きチームの成功に欠かせない存在だが、その重圧は主に八村塁に移ってきている。彼の3ポイントシュートとディフェンス力の向上は、特に競争の激しい西カンファレンスでの課題を考えると、レイカーズの今シーズンを決定づける可能性がある」とチームの浮沈は八村のパフォーマンスにかかっているとズバリ指摘した。
同メディアは、八村には期待と不安の両面が内在すると分析。「八村は重要な役割を担っているにもかかわらず、キャリアを通じてシュート率が不安定で、3シーズンで32・8%を下回り、42%を超えたのはわずか2シーズンだった。彼の信頼性には疑問が残る。彼が安定したパフォーマンスを発揮できなければ、この不安定さがチームのプレーオフ進出の妨げになる可能性がある」と厳しく評する。
ただ一方で、八村が名門を背負って立つ存在に今季大ブレークする可能性も指摘。「シーズンが進むにつれ、レディックHCの指導の下で八村がどれだけ成長できるかが焦点となるだろう。彼が3ポイントシュートとディフェンス力を向上させることができれば、レイカーズはプレーオフ出場を確実にして、優勝争いまで地位を高めることができるかもしれない」と八村が飛躍すれば、レブロンとデービスのレジェンドコンビとともに最強トリオとしてNBAを震撼させると期待する。
そうした点を踏まえて「今シーズンのレイカーズにとって、八村塁は決定的な存在だ。彼のパフォーマンス次第で、プレーオフ出場と早期敗退の分かれ目になるかもしれない」と、重ねて八村の出来がチームの行方を左右すると主張した。
期待と不安が入り交じるとはいえ、八村が全米で注目の存在となっていることは間違いなさそうだ。