ヘンリー王子は9月下旬から世界中を単独で訪問しているが、一連の行動はチャールズ国王に対するメッセージではないかと王室関係者が指摘した。英紙エクスプレスが9日に報じた。
ヘンリー王子は9月下旬、メーガン妃抜きでニューヨーク、ロンドンを単独訪問。10月に入って南アフリカに囲まれたレソト王国で慈善活動に向かった。その後、カリフォルニアに戻る予定だったが、単独旅行を数日延長してプライベートな時間を過ごすために南アフリカのヨハネスブルグなどを訪れているとみられる。
チャールズ国王に仕えていた元王室執事のグラント・ハロルド氏は「ダイアナ妃は数多くの慈善活動の熱心な支持者であり、ヘンリー王子はそれに感銘を受けたのです。今回の旅でヘンリー王子は母親と彼女の功績について語り、それは間違いなく母親への敬意を表したものだった。しかし、彼はまた、父親が心から大切にしていた気候変動についても熱く語っている」と指摘した。
さらには「彼が父親を尊敬していることに疑いの余地はありません。彼はチャールズを愛し、尊敬して心から称賛しています。彼は海外に出て父親への支持を表明したかったのだと思います。そしておそらくチャールズがそれを見て彼を応援してくれることを望んでいるのでしょう」と指摘した。
つまり単独ツアーには国王との和解を望む意思も含まれていたわけだ。ヘンリー王子のメッセージは国王に届くのだろうか。