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漫才協会で芸人力を〝ぶち強化〟!広島出身の姉妹コンビ「まみわ」の目標は〝世界恒久平和〟

東スポWEB 2024年10月10日 16時5分

“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は漫才協会に所属している、広島県出身の実の姉妹コンビを取り上げる――。

【プロフィル】
コンビ名‥まみわ
所属‥フリー
結成‥2023年8月
写真左‥まさみず(姉)
生年月日‥1996年6月12日
写真右‥みわ(妹)
生年月日‥1998年6月15日

漫才をしていますが、伝わりやすくアドリブを入れて盛り上げたりする中に、姉妹の仲良さげな会話も魅力的です。M―1グランプリは1回戦敗退。「THE W」も1回戦動画審査で敗退と、まだ賞レースで2回戦に進出したことがないですが、トークもうまいし大喜利も面白いので、今後一気に花開くことが期待できると思います。

そんな2人に話を聞きました。

――姉妹でコンビを組んだきっかけは

まさみず「最初は別のコンビでやっていたが、M―1の1回戦の1週間前に解散してしまった。まだエントリー期間内だったため、妹に『ウチとM―1、一緒に出てみる?』と誘われたのがはじまり。その後もアマチュアとして何度かエントリーライブに出たが、話し合いの末、2023年夏から正式にコンビとして活動するようになりました」

――漫才協会に所属しているが、きっかけは

まさみず「ライブでご一緒するたびに良くしていただいた、はまこ・テラこさん、マリアさん、おせつときょうたさんなどの先輩方や、お世話になっているライブの主催者などのお話を聞くうちにお人柄に憧れ、漫才協会の輪に入りたいと思いました。広島から上京して事務所に所属もしていないため知らないことが多く、これからもっと勉強して芸人力をぶち強化するために漫才協会にたどり着きました」

――ネタの作り方は

まさみず「お題を決めておのおのが作ってくる宿題方式。会話中に起こったことの書き下ろし式。どちらかのネタをすることもあれば、合作してネタにすることもあります」

――事務所に入らずフリーで活動するのは、何かこだわりがある?

まさみず「ないです。事務所に入りたいです」

――賞レースに対する思いは

まさみず「賞レース 思いが実らぬ 片想い 世界に届け まみわの笑い」

――プロになる前は何をしていた?

まさみず「大学在学中に相方芸人探しの掲示板で相方を見つけ、大学卒業後フリーターをしながら、アマチュアで解散するまで1年芸人しました。お笑いを始める前は大学生です」

みわ「大学卒業後、小劇場を中心に芝居やダンスの舞台に出演していた」

――最初にお笑いに触れたのは?

まさみず「小学生の頃、まちゃまちゃさんと波田陽区さんが地元の祭りに来たのですが、野外ステージが超満員で、姉妹でコンクリートのトイレの建物によじ登って見たのが、初めての生のお笑いに触れた時でした」

――相方を手短に教えてください

まさみず「生粋の末っ子気質で、何でも許してあげたくなるけぇ困る。自分と似た笑いの部分もあれば変わった角度の視点もある。自分はみわのずっと一ファン」

みわ「頼れるまさみずえもんです。たまに大長編版になることもあります。確実に言えることは、いつまでも私のお姉ちゃんです」

――逆に相方への不満はありますか?

まさみず「時間を過ぎてから遅れる連絡が来る。私が食べているものを勝手につまみ食いしているが、みわは私に一口もくれないまま気付いたら完食している」

みわ「出番直前、『私色ある? 紅貸して』と口紅を強要してくる」

――将来の目標は

まさみず「世界恒久平和。老若男女を楽しませ、愛し愛される芸人になりたい。地元・広島で冠番組を持ち、ソックスのグッズを作りたい」

愛嬌があり、いるだけで人を安心させるお二人の飛躍は間もなくだと思いますので、見逃さないようにしましょう。

☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。

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