2024年のノーベル文学賞が10日、スウェーデン・ストックホルムで発表され、韓国の韓江(はん・がん)氏が受賞した。韓国人の文学賞受賞は初で、アジア人女性としても初めて。
毎年、ノーベル文学賞の有力候補として取りざたされる、作家・村上春樹氏(75)は今年も受賞を逃した。過去、日本人で受賞したのは1968年の川端康成氏と94年の大江健三郎氏の2人だ。
この日、村上氏の母校である兵庫・西宮市立香櫨園(こうろえん)小学校には同氏の同級生が集まり、受賞の瞬間を固唾をのんで見守った。
村上氏の同級生・頭井治男さんは「残念でございます。候補になるだけでも大したもん。生きているうちに(ノーベル文学賞を)取ってもらえたら」と話した。