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〝戦犯扱い〟のベッツがSNS遮断で完全復調 憑依したNBA歴代最高のスーパースターとは

東スポWEB 2024年10月11日 0時10分

ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が本来の姿を取り戻した。9日(日本時間10日)、敵地サンディエゴでのパドレスとのナ・リーグ地区シリーズ第4戦で「2番・右翼」で先発出場し、先制ソロを含む2安打2打点の活躍。チームの8―0の勝利に貢献し、2勝2敗の五分とし逆王手をかけた。

完全に呪縛が解けた。ベッツは初回に2試合連続となる先制ソロを放ち、大勝に導いた。前日8日(同9日)の第3戦でアーチが出るまで2022年地区シリーズ第3戦から今シリーズ第2戦までポストシーズンでは29打席無安打だったこともあり、SNSでは辛らつなコメントが殺到する事態となっていた。〝戦犯扱い〟されたコメントを目にすることで疲弊し「0打数20敗、0打数30敗といった感じだった。自分自身にいら立ちを感じていた」と吐露。

復調したきっかけについて「SNSは全てネガティブな内容ばかりだったからオフにした。ポジティブな雰囲気を味わいたかった」と雑音を封印したことが奏功したという。

米メディア「クラッチポイント」ではベッツの好転した気持ちを紹介。「祈りをささげ、心の奥底から、ボールを捉えようと努力したらうまくいった。少しだけステフィン・カリーのような気分だった。私はただ1本入るのを見たかっただけ。それができると分かっていたし、自信を取り戻した」という。

パリ五輪でバスケットボール男子の米国代表として金メダル獲得に大貢献し、NBA歴代最高のシューターとして名高いステフィン・カリーに〝憑依〟したことを明かすベッツ。すっかり自信を取り戻し「我々には第5戦がある。それだけに集中している。自分自身とチームメートたちに自信があるし、もう大丈夫だ」と力強くうなずいた。

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