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現役引退の〝赤土の王者〟ナダルの稼ぎは? 英紙が算出「毎年約64億円を稼げる」

東スポWEB 2024年10月11日 6時24分

男子テニスの〝赤土の王者〟ことラファエル・ナダル(38=スペイン)が10日、自身のSNSで現役を引退すると発表した。

「これは明らかに難しい決断だし、決断するのに時間がかかった。でも人生には始まりと終わりがある。長く、想像以上に成功したキャリアに終止符を打つには、適切な時期だと思う」と表明。11月に母国のスペインで行われる、国別対抗戦デビスカップがラストマッチになるという。

4大大会ではクレー(赤土)コートの全仏オープンで圧倒的な強さを発揮。4大大会優勝22回のうち、14回が全仏Vだった。ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)らライバルと激闘を繰り広げ、グランドスラムと北京五輪金メダルを合わせ「生涯ゴールデンスラム」も達成した。

2001年にプロに転向したレジェンドが、稼ぎ出した金額もすさまじい。英紙「サン」によれば、「オンコートでの収入1億5000万ポンド(約290億円)は、ジョコビッチに次ぐ歴代2位」。さらに、有名人の資産を伝える「セレブリティー・ネットワース」を引用し、純資産を1億8900万ポンド(約366億円)とした。

その上で「毎年ナダルは3300万ポンド(約64億円)を稼げるといわれており、キャリアを通して4億3000万ポンド(約833億円)の収入を積み上げている」という。

一方、地元のスペイン紙「マルカ」は、ナダルがナイキなど世界的ブランドとエンドースメント契約を結び資産を増やしたことや、コート外で若いテニスプレーヤーのためにアカデミーを立ち上げ、不動産などにも投資していることを紹介。「彼の謙虚さ、勤労意欲、忍耐力は彼をスポーツのアイコンにしただけでない。自分のルーツに根ざし、つながりを保ちながらキャリアを成功させることが、いかに巨万の富を生み出すことができるかを示す典型的な例となった」とナダルの商業的な成功を評している。

〝赤土の王者〟が、コート内外で成功を収めたことは間違いない。

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