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【楽天】監督去就巡り元監督らブチギレ デーブ氏「納得いかない」田尾氏「親会社変わって」

東スポWEB 2024年10月11日 10時20分

就任1年目での解任の可能性が報じられている楽天の今江敏晃監督(41)の去就を巡り、監督経験者のデーブ大久保こと大久保博元氏(57)と田尾安志氏(70)がそれぞれ球団フロントへの痛烈な批判を飛ばした。

大久保氏は11日までに自身のユーチューブチャンネル「デーブ大久保チャンネル」を更新し「(今江監督は)監督の手腕がないわけではない。俺は納得いかない」と球団の判断を一刀両断。「最後までCS出場も争えたしそこを評価しないと。交流戦優勝なんてめちゃくちゃ難しい。本当に悲しいよ」と苦しみながらも実績を残したルーキー指揮官の解任に不満げだった。

また、田尾氏も自身のユーチューブチャンネル上で「またやっちゃったか…という残念な出来事」と今江監督の解任劇を断罪。「今江監督としては、やれることはやったと思う。それでも三木谷オーナーには伝わらなかったのが残念で仕方ない」と三木谷オーナーを名指しして思いをぶちまけた。

大久保氏と田尾氏はともに就任1年目で解任された経験を持っていることから、今江監督の苦しみも理解している様子。

大久保氏は「来年違う人がやっても受ける人がいないですよ。受ける人はよっぽどやりたい人くらい。そういう人は(年俸が)2000万円でもやる。俺だったら『絶対やめとけ、苦しむぞ』て言いますよ。こういう扱いを受ける監督というのはね」とバッサリ。

田尾氏は「僕も3年契約ということで受けたが1年で解雇された。やりたいこともできなかった。三木谷オーナーはあの時39歳。僕の時は、若いオーナーでそんなものなのかな、と思っておさめていたが、同じことを何度も繰り返されると(理由は)若さだけではなかったなと。20年たって59歳になってもやっていることは変わらない」と当時を振り返りながら再び三木谷オーナーを批判。

怒りは収まらず「むげにこういう形で監督という立場の人間を簡単に変えてしまうのは野球人として納得いかないですよ。いいチームになってもらいたいけど、20年やって(自身が監督時の)1年目と変わらない。親会社が変わってくれないかなという気持ちになってしまいます。これから先もシステムは変わらないですし、最終的にオーナーの一言で変わってしまう。その考えが正しい方向であればいいが、そうとも言えない。ファンあってのプロ野球とお話もしたことはあるんです。20年経って思うのは、野球人への思いが薄っぺらいということ」とオーナー批判はとめどなく続いた。

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