山形・鮭川村と東日印刷株式会社が10日、東京・越中島のTONICHI本社ビルでロケ事業と特産品販売で提携を結んだ。
同日、調印式が行われ、鮭川村の元木洋介村長と東日印刷株式会社の西川光昭代表取締役社長が固く握手を交わした。
東日印刷は2018年からロケ誘致の新規事業を開始している。自治体ではこれまでに福島・猪苗代町、青森・南部町と提携を結んできた。鮭川村で3例目となる。
鮭川村は山形県の北部、最上地域にある人口約3800人の小さな村。自然豊かな風景が魅力だ。元木村長は映画「となりのトトロ」のトトロに似ていると話題の村のシンボル「小杉の大杉」に俳優の永島敏行が映画の撮影で訪れたことがあると紹介。「いろいろな景色がありますので、場面場面に合った方が来られたらいいのかな」とアピールした。
西川社長は鮭川村の観光ポスターのフレーズ「田舎でいいじゃないか…田舎がいいじゃないか!」がお気に入り。「日本の原風景的な場所で、風光明媚な景色をバックにできる」と魅力を語ると「温泉もありますし、腰を落ち着けて撮影できる依頼が来たらいいと思います」と笑顔を見せた。