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「踊る大捜査線」室井慎次役・柳葉敏郎 22歳のフジ「ぽかぽか」ADに泣かされる

東スポWEB 2024年10月11日 16時5分

俳優の柳葉敏郎(63)が11日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)に初ゲスト出演。警察官僚・室井慎次役がハマった人気シリーズ「踊る大捜査線」(同)の大ファンだという番組ADに、泣かされる一幕があった。

室井の名シーンを2つ選ぶというコーナーを担当したのは、22歳の男性AD。「踊る――」の放送開始当時(1997年)は生まれる前だが、「家にあって、ドラマとスペシャル(の映像)が。高2の冬ぐらいに見て、ハマってしまって…」とのことで今回、大役を任された。

1つ目はドラマの最終回から。名シーンをADはこう説明した。

「今までちょっとぶつかり合ってた青島(刑事=織田裕二)と室井が徐々に信頼し合ってく中で最後、室井さんのほうから青島にきりたんぽ(鍋)の約束をするっていう、ドラマの最初からするともう考えられない発言なので、それ見てなんか2人の信頼関係がスゴイ強いんだなってグッとして選ばせていただきました」

実際の柳葉と同様、室井も秋田出身で、特技は郷土料理のきりたんぽ鍋づくりという設定だ。その映像が流れると、柳葉は「うれしいっスね。もう…うれしいっス」と感無量。MCの神田愛花が「これ、実現はしてないんですか? プライベートで。きりたんぽみんなで食べるみたいな」と振ると、柳葉は苦笑しながら「いやぁ、食べれたらよかったでしょうね」と答えた。

2つ目は劇場版ファイナル(2012年)から。

「和久さん(老刑事=故いかりや長介さん)てホント『踊る――』に欠かせない人物が、もう出なくなってしまったんですけども、その中で最後、室井さんが最後のほうのシーンで、(和久さんの)名ゼリフの『なんてな』っていうのを、ちょっと照れ臭そうに言ってくれたことをすごく感動して、選ばせていただきました」(AD)

いかりやさんの出演は劇場版2「レインボーブリッジを封鎖せよ!」の03年までで、その翌年に72歳で他界した。名シーンが流され、柳葉は「覚えてますね~」としみじみ。言葉を噛みしめながらこう語った。

「う~ん…。室井という男は、和久さんから教わったこと、青島から知らされたことってのは、ものすごく大きなことで。う~ん…あ~すいませんね、なんか思い出しちゃって…。う~ん、室井なんかでもそうなんですけど、僕の中ではいかりやさんという存在がものすごく大きかったので、作品の中では。もちろん室井の中では、和久さんという人の存在なくして後の室井はないので…」

目に涙を浮かべた柳葉は、正面でかがむそのADに「すごいなぁ」と声を掛けた。12年ぶりのシリーズ復活となる柳葉主演映画「室井慎次 敗れざる者」はこの日公開で、ADはもちろん「明日見に行きます」とのことだ。

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