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エンゼルスオーナーが大谷翔平と再契約できなかった理由を告白 トラウト&レンドンで112億円

東スポWEB 2024年10月11日 16時5分

エンゼルスのアルテ・モレノオーナーが10日(日本時間11日)、MLB公式サイトの電話取材に応じ、昨オフに大谷翔平投手(30)と再契約できなかった理由を明かした。

大谷はエンゼルスからFAとなった昨年12月、10年総額7億ドル(約1015億円)という破格の巨額契約でドジャースに移籍。ブルージェイズ、ジャイアンツからも同様のオファーがあったと言われるが、新天地に西の名門を選んだ。

モレノオーナーは「マイク・トラウトと2030年までシーズンあたり3750万ドル(約55億8000万円)で契約し、アンソニー・レンドンは26年まで3850万ドル(約57億2000万円)で契約したため、大谷翔平と再契約することは不可能になった」と告白。大谷とは最後まで交渉を続けたが、財政難でマネーゲームにはとても太刀打ちできなかった内情を打ち明けた。

エンゼルスは昨シーズン、大谷に対する多くのトレードオファーを受けながらポストシーズン出場を優先するためすべて拒否。結局、プレーオフ進出も大谷も逃してしまった。

逃した魚はあまりに大きく、エンゼルスは今季、主砲のトラウトが左ヒザ手術で5月に早々と戦線離脱するなど戦力が整わず、球団ワーストを更新する99敗でシーズンを終えた。54本塁打、130打点でリーグ2冠に輝き、チームをナ・リーグ西地区優勝に導いた大谷の活躍とは対照的な屈辱の1年となった。

その一方で、23本塁打を放ったザック・ネト内野手(23)、20本塁打のローガン・オホッピー捕手(24)、同じく20本塁打をマークしたジョー・アデル内野手(25)と楽しみな若手も台頭。モレノオーナーは「若い選手が何人かいて、今まで以上に厚みがある。そして26年にはさらに厚みが増す。25年を見ている時は、25年と26年の組み合わせを見ている。私たちがしなければならないのは25年にできるだけ競争力を高めることだ。26年をより深くするためにも何かをしたいと考えている」と巻き返しに自信を見せた。

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