バレーボール男子でパリ五輪代表の西田有志（大阪ブルテオン）が大車輪の活躍で白星奪取に貢献だ。
今季から始まった新リーグ・ＳＶリーグの開幕戦が１１日に東京体育館で行われ、西田が所属する大阪ブルテオンがサントリーに３―０で快勝。６５１３人が詰めかけた中で記念すべき１勝を飾った。それでも本人は「今回の勝利は自分たちにとって大きい部分もあるが、ＳＶリーグの中の１勝でしかない。しっかりと次の試合にコンディションを整えたい」と冷静に振り返った。
サントリーには今季からパリ五輪で共闘した高橋藍が加入。「高橋選手は世界でトップだと思っている。非常にリスペクトを持っている。警戒していた中でどうやって崩していくかを考えていた」と得意のサーブで積極的に攻撃を展開。「いろいろとうまくいったとは思うが、サーブはあまり良くなかった」と控えめに語ったが、自慢の左腕でチームに流れを引き寄せた。
この日は妻で元日本代表の古賀紗理那さんもスタンドから声援を送った。「意識も特にしていないが、来るのは家族なので話していた部分もある。スタッフ経由でカメラの人にあまりメディアに出さないでと言っていたので、ああいうふうに（スクリーンに）出てびっくりした」としながらも「それでよりギアが上がって、サーブのところでもしっかりやれたかな」とニヤリ。記念すべきゲームで最高のスタートを切った。