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【オリックス】岸田新監督にかかる期待 中嶋前監督の〝塩対応〟と違って「話すのも上手」

東スポWEB 2024年10月12日 5時10分

オリックスが岸田護新監督(43)の〝ブレーク〟を期待している。11日、大阪・舞洲の球団施設で就任会見を行った岸田監督は「失敗を恐れず、はつらつとすがすがしくやってもらうのが大事。前面に気持ちを出してモチベーション高く、全員が勝ちに向かっていく。プロ野球はお客さんに見てもらう商売。熱い気持ちをフィールドの場でパフォーマンスするのが最大の仕事。気持ちが一番大事」と緊張の面持ちで〝情熱〟を強調した。

選手、コーチ合わせてオリックスで19年。現役時代から、もっともファンに愛された選手の1人だ。明るくソフトなキャラクターで後輩からも「マモさん」と慕われ、人望も熱い。その一方で指導に関しては厳しく、データ野球を重視し「おとなしそうに見えるが、抑えをやっていたので神経はずぶとい」と評判だ。

そんな青年監督に球団も大いに期待し「人の悪口を言っているのを聞いたことがない。後輩からも先輩からも愛される性格。今日は緊張していたけど、そのうち〝らしさ〟が出てきたら面白いと思う」(球団関係者)と見ている。

前任の中嶋監督はカメラの前での「塩対応」がしばしば取り上げられ、中継局の実況やカメラワークにも神経をとがらせていたほど。その点でも「中嶋さんは人前で話すのが苦手だったけど、岸田監督は人当たりがよくて話すのも上手。大阪出身の兄ちゃんという雰囲気がファンにも慕われていた」と親しみを持ちやすいと見ている。

3連覇からの5位転落、監督交代と激震に見舞われたオリックスだが、若い指揮官が新しい風を吹かせ、覇権奪回のスタートを切った。

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