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【ソフトバンク】近藤健介がCS出場へ大前進 復帰判断の期限設けず「途中参戦」も視野

東スポWEB 2024年10月12日 6時0分

ソフトバンクの近藤健介外野手(31)が11日、右足首の負傷後初となる実戦形式の練習に参加した。

この日、チームは16日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けた全体練習(みずほペイペイ)でライブBPを実施。3打席に立った近藤は投手の生きた球に「ボールも見えていましたし、あとはコンタクトする部分」と実戦勘に問題がないことを強調した。患部の状態は着実に快方に向かい、打ち出し後の走り始めも「問題なかった」と表情は明るかった。

戦列復帰の最大ポイントは「走塁」。12日にベースランニングを再開する見込みで、13日に実施予定のライブBPでは打ってからの走塁を解禁する方針だ。ステップごとに痛みの有無、スピード感、メディカル部門の見解を確認した上でCS出場の可否を判断することになる。

この日、近藤はスパイクを履いてダッシュを繰り返し、打った後の走り出しのチェック、一塁の駆け抜けチェックなども行った。動画で撮影した走る姿をすぐに確認するなど戦列復帰への強い意欲が随所に垣間見えた。痛みと不安が軽減されているのは、まさに大前進。練習後には「もちろん、そこに合わせています」と改めてCS初戦からの出場を見据えた。

日にち薬で快方に向かっているのは事実。ベストはCS初戦の16日からオーダーに名を連ねることだが、チームは近藤の登録期限のデッドラインを明確に設定しているわけではない。首脳陣の一人は「ギリギリまで待つことができる。16日に間に合わなくても17日に間に合うかもしれないし、18日に間に合うかもしれない。期限を15日までにとか特に決める必要はない」と語り、ファイナルステージ途中からの登録も否定しなかった。

この日、近藤の動きを見守った奈良原ヘッドコーチは「本人もだいぶ手応えを感じている様子」と語るなど明るい見通しが立ち始めている。不透明だったCS出場に、確かな光が差し込んできた。

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