巨人がＣＳファイナルステージ（１６日初戦）に向け１２日、実戦形式の練習を再開。東京ドームでの全体練習でシート打撃が行われた。
アピールに成功したのはオコエ瑠偉外野手（２７）だった。シート打撃で船迫から三塁線へ痛烈な打球を放った。三塁・坂本のグラブを弾く二塁打をマークした。
背番号５０は「感触は悪くなかったです」と振り返ると、「（宮崎の）フェニックス（リーグ）に行った後だったので、ちょっとどうかなと思ってたんですけど、しっかり同じようにできたんでよかったです」と安堵の表情を浮かべた。
続いて守護神・大勢と対戦。直球に差し込まれバットを折られた。マウンドに向かってきたバットを、大勢は後ろ向きにでんぐり返しで交わした。あわやのシーンも幸いケガはなし。三振に倒れたオコエは「シーズンで投げろよっていうくらいの球を投げてて。最後の見逃し三振もすごくいいところにきたので、手の足も出ませんでした」とにこやかに語った。
大勢は「バット、飛んできたっすね。（オコエが）打席に立つ前から『インコースは来るなよ』って言ってきたので、『行ったろう』と思って。そしたらバットが飛んできました」と裏話を明かした。
ＣＳファイナル初戦も近づいてきた。ここからは実戦感覚をいかに取り戻すかがテーマとなりそうだ。