女優・山崎翠佳（２４）が１２日、都内で主演映画「カフネ」（杵村春希監督）の公開記念舞台あいさつに登壇した。
同作で山崎は、同級生の恋人の子を妊娠する主人公・高校３年生の瀬川澪役を演じた。自身初の主演映画。山崎は「カフネは私にとって、俳優としてだけでなく、人としてもすごく人生を変えてくれた。見てもらえることがうれしいです」と話した。
自身にとって初の長編作品となった杵村監督は「死に物狂いで撮った。スタッフとキャストで取り組んで映画になっています」と語った。
撮影を振り返り、山崎は「監督に初めてお会いした時、すごく人の話を丁寧に聞いてくださる方だなと。それが映画にもにじんでいる。感情の機微、セリフのない表情をしっかり撮ってくださった」と明かした。
他のキャストによると、監督は寡黙なイメージだという。だが、山崎は「寡黙というより、しゃべってくださるイメージがあったので、いろいろな顔を持つ不思議な方」と独特な感想を述べた。
山崎は、ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「虎に翼」で佐野光子役を演じたことでも注目を集めた。