【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】
スポーツトレーナー・永井正彦氏が、実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回の相談は、PC作業が多い方なら気になる悩みです。
【お悩み】肩凝りがひどく、頭がぼーっとしたり気分が悪くなる日もあります。どこでもすぐできるストレッチを教えてください。(40代男性)
【アドバイス】肩の上下運動、肩の回旋に加え、ねじる動作を加えてみてください。
【解説】慢性的な肩凝りで体全体に支障が出ていると嘆いていたシステムエンジニアの男性。職業柄、PC作業の時間がどうしても長くなってしまうので、常に違和感があるとのことでした。
この男性同様、スマホの長時間使用により、上半身が硬くなっている人も多く、首や肩まわりの凝りはもはや現代病のひとつです。
首や肩まわりの凝りをほぐすには、首を前後左右にゆっくり倒すストレッチが効果的です。特に後ろに倒すときは高いところを見上げるイメージでゆっくり1分間行ってください。
それが終わったら手を後ろに組み、胸を開いた状態で深呼吸を5回。腹式呼吸ではなく、胸式呼吸で行えば胸郭が広がるので、首と肩が緩むストレッチ効果があります。
それから肩の上げ下げ、腕を回す動作を各10回、最後に肩をねじる動作を10回行ってください。
肩をねじる動作は、手の甲を上に向けた状態のまま手の甲を裏返して足につけると、ねじった動きになります。
この一連のストレッチで、上半身をリフレッシュできるので、タイミングのいい時に随時行ってみてください。