ボートレースびわこのGⅡ「第68回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」が15日から20日まで開催される。注目は地元・滋賀支部。最近3か月でびわこ軍団が獲得したタイトルはSG1V、GⅠ4V、GⅡ1Vとボートレース界を席巻している。この滋賀支部快進撃の〝火付け役〟となった遠藤エミ(36)を直撃した。
――最近の滋賀支部の勢いがすごい。馬場貴也選手、丸野一樹選手がビッグレースを次々と制覇。そして師匠の深井利寿選手も9月17日にびわこGI72周年を優勝。同じ日に遠藤選手も宮島GⅢオールレディースで優勝した
遠藤 本当に最近、滋賀支部はずっと調子がいいですね。師匠の深井さんもGⅠを優勝したし、その時は自分も打ち上げに一緒に参加できました。いいリズムに自分も乗りたいですね。
――支部長の馬場選手は「エミちゃんがレディースチャンピオンを勝って流れをつくってくれた」と話している
遠藤 馬場さんがそういう風に言っていたのは知らなかったですね。自分がつくったとは思わないけど…。でも、滋賀は確かに流れがいい。自分も続けたらいい
――遠藤選手自身もレディースチャンピオン後5節に出場して4優出2Vと絶好調。その要因は
遠藤 最近は調整が分からないまま終わる節が少なくなりました。最終日までには調整が分かるような節が続いているんですよ。分かるのが5日目だったり、最終日だったりもするけど「今節は分からなかったな」と思ったまま帰ることは少ない。それが結果につながっていると思います。
――地元びわこの記念への思い
遠藤 びわこの記念は他の記念とは違いますね。地元ファンの方もたくさん応援してくれる。
――今大会は初日ドリーム1号艇
遠藤 ドリーム1号艇にも選んでもらえたことで特にプレッシャーとかはないけど、ドリーム1号艇に選んでもらえた感謝の気持ちはあります。ドリームを逃げるだけじゃなくて節間通して活躍したいですね。
――12日時点で全体の賞金ランキングは29位。SGチャレンジカップ、グランプリも狙える
遠藤 あ~、ランキングは下がっちゃいましたね。もちろんチャレンジカップは出たいです。でも、それよりも目の前の1走に集中していくことがやっぱり大事なので…。グランプリに向けても一緒です。1節1節、しっかり走りたいです。
――女子賞金ランキングは1位。2017年の大村大会以来2回目のクイーンズクライマックスVも期待される
遠藤 チャンスがあるなら優勝目指して頑張るだけです。