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因縁に終止符? ロバーツ監督「本当にいい関係だ」マチャドとの抗争は「陽動作戦」だった

東スポWEB 2024年10月13日 11時50分

ドジャースが3年ぶりにナ・リーグの地区シリーズを突破し、13日(日本時間14日)から始まるメッツとのリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。

3勝2敗で終えたパドレスとの大熱戦ではマニー・マチャド内野手(32)との〝抗争〟も熱くさせた。第2戦で同僚のタティスに当たった死球に怒りをあらわにし、ぶつけたフラーティを激しく罵倒。「俺たちは(主力である)大谷にぶつけようとしていない」などとドジャース側を非難した。さらに、ドジャースベンチにいたデーブ・ロバーツ監督(52)を標的にしてボールを投げつけたとの疑惑まで持ち上がり、指揮官が「失礼だ」などと批判する〝場外戦〟も勃発していた。

何かとマチャドが節目に登場する展開となったが、地区シリーズを突破した後、ロバーツ監督は米メディア「アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏にこう明かした。

「そうだった、そうだった。監督として、自分のこととして考えたくはない。でも、あの陽動作戦が選手たちにとって悪いことだったとは思わない。そして彼らは私の背中を押すことで応えてくれた」

異常なまでに張り詰めた空気となってしまったが、チーム同士の争いごとにせず、自分だけに〝矛先〟を向けさせることでドジャースナインにかかる圧力を軽減させようとしたのだという。マチャドは2018年7月にトレードでオリオールズからドジャースに加入。当時も指揮を執っていたロバーツ監督とは同じユニホームを着ていた。

戦いを終えたロバーツ監督は「マミーとは本当にいい関係だ。僕はいつでも彼を選ぶよ」と話したという。遺恨が完全に消えたかどうかは定かでないが、次のステージに進む。

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