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【パCS】日本ハム 延長サヨナラでファイナル逆王手! 新庄監督「何ですか、このチームは。感動させ過ぎでしょ」

東スポWEB 2024年10月13日 18時40分

日本ハムは13日、CSファーストステージ第2戦(エスコン)でロッテと対戦。延長10回、3―2でサヨナラ勝ちを飾りシリーズを1勝1敗のタイに戻した。

先発・金村は序盤から抜群の安定感を見せた。直球、変化球を低めに集め相手打線に付け入る隙を与えず。4回まで相手打線をわずか1安打(無四球)に抑える完璧な投球を見せた。だが、空気が一転したのが5回だった。二死無走者から7番・安田に右翼フェンスを超える一発を浴び先制点を許すと、7回にも先頭の角中に被弾。2本の一発に泣いた金村はこの回途中での降板を余儀なくされた。

一方、打線は相手先発・小島から5回まで毎回安打を放つものの得点圏に走者を送れず無得点。重苦しい雰囲気が漂った。

だが、2点リードされた7回に先頭のレイエスが四球で出塁すると、一死後から代打・郡司も四球。ここで小島が降板すると2番手でマウンドに上がった横山が暴投し一死二、三塁に。この場面でマルティネスの内野ゴロの間に得点を奪い1点差に詰め寄った。

さらに1点リードされた9回一死から万波が左翼席上段に起死回生の一発を放ち、試合は延長に突入。最後は10回二死一、三塁から浅間が右前にサヨナラ打を放ち劇的な試合に終止符を打った。

試合後の新庄剛志監督(52)は開口一番、「何ですか、このチームは。感動させ過ぎでしょ。ビックリした」と興奮気味に話し「もう誰がどうとかじゃなくて今年を象徴する勝ち方。選手、すごい」とナインを絶賛。最後まで諦めないチームの強さに驚愕した様子を見せた。

これでシリーズは1勝1敗のタイとなり、14日の第3戦で雌雄を決することになった。流れと勢いは日本ハムに傾きかけているが、指揮官は「それはわからん」と気を引き締めこう誓った。

「もう短期決戦とかどうこうじゃない。ここまで来たら楽しむことが一番。明日も(球場は)超満員だと思うので。悔いのない楽しいゲームを見せられたらいい」

チームの奇跡を信じながら最後は翌日の決戦に備えていた。

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