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【セCS】阪神〝下克上アレンパ〟ならず 近本光司「実力不足だし、結果も出てる」

東スポWEB 2024年10月13日 20時15分

セ・リーグ2位の阪神が13日に3位のDeNAとのCSファーストステージ第2戦(甲子園)で3―10と大敗を喫した。2年連続日本一の野望は夢と消え、今季の全日程が終了。岡田彰布監督(66)のラスト采配でナインは躍動できなかった。

初回、森下のソロで先制したが、先発・高橋が乱調。2回に一挙4点を奪われ逆転を許した。その後は7回に6失点のビッグイニングをつくられ、ジ・エンド。7回に森下の適時打、9回に代打・原口の左越えソロで3点目を奪ったが、焼け石に水だった。

ディフェンディングチャンピオンとして迎えた今季、最後まで不完全燃焼の感は否めなかった。岡田監督が昨季の結果を「出来すぎ」と表現していた通り、成績を大きく伸ばした選手は皆無。他球団から徹底的に研究されたのは当然で、ナインがその包囲網に屈するシーズンとなったことは認めざるを得ないだろう。

昨季日本一の原動力となったリードオフマンの近本光司外野手(29)は「勝てなかったというところです。そこかなと思います。それは実力不足だし、結果も出てる」と現実を重く受け止めた。チームが不調時には4番に入るなど献身したものの、勝利に導けないジレンマもあっただろう。

プロ3年目で116試合に出場した前川右京外野手(21)は「いろいろと勉強できたのでこれを来年以降につなげたい。今のままの成績ではダメ。結果を残さないと生き残れない世界。今日でシーズンは終わったので、頭の中を整理して打撃も守備も鍛え直して取り組んでいきたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。

今季の虎の戦いは終わった。岡田監督もユニホームを脱ぐ。その教えをどう紡いでいくのかは今後、若虎たちの行動次第だ。

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