ソフトバンク・和田毅投手（４３）が１３日、みずほペイペイドームで行われた実戦形式の打撃練習で左足を負傷した。打者２人、わずか４球を投げたところで緊急降板。顔をゆがめ、左足付け根付近を押さえながらベンチ裏に下がる姿が痛々しかった。倉野チーフ投手コーチは「ポストシーズンは厳しいかなと思います」と声を落とし、多くを語らなかった。
和田はレギュラーシーズン終盤に中継ぎとして一軍に昇格。１日のオリックス戦でベースカバーに入った際に同じ箇所に違和感を覚え、そのまま降板していた。
短期決戦では「フォア・ザ・チームの精神」をより前面に出して戦う覚悟を示していた鷹のレジェンド左腕。１６日から始まるクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージではブルペンを支える貴重な戦力と期待されていただけに、よもやのアクシデントとなってしまった。