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寺地拳四朗がロサレスの鼻骨破壊! 圧巻TKOで2階級制覇「第2章を見せていきたい」

東スポWEB 2024年10月13日 21時30分

ボクシングのWBC世界フライ級王座決定戦(13日、有明アリーナ)で、同級1位の寺地拳四朗(32=BMB)が同級2位のクリストファー・ロサレス(29=ニカラグア)に11ラウンド(R)6秒TKOで勝利して2階級制覇を果たした。

拳四朗は1Rから鋭いジャブを打ちつつステップを駆使し、左右のボディーも叩き込むなど上々の滑り出し。2Rは距離を詰めて、強烈なパンチを放つ。ジャブで顔面をとらえて大きくのけぞらすなど着実にダメージを与えた。

3Rはさらにギアを上げる。ラウンド終盤には強烈な右カウンターをアゴにヒットさせ、ダウンこそ奪えなかったがグラつかせた。ここから相手は防戦一方となる。

優勢で迎えた7Rは、ここまでの不利を取り返すべく相手が前に出ようとするが、拳四朗は強烈なワンツーなどをヒットさせて出鼻をくじき、これを許さない。その後も動きの鈍くなった相手に強烈なパンチをヒットさせ続け、相手の決死の反撃もいなした。

すると11R開始と同時に、ロサレスの腫れあがった鼻を見たレフェリーがドクターにチェックを求める。ドクターが骨折と判断して試合を止めたため、拳四朗にTKO勝ちが告げられた。

試合後、マイクをもった拳四朗は安どの表情で「今回、もらわず当てるというのを練習してきて、実現できたんではないかと思っています」と満足げ。さらに「今回、実はめっちゃ緊張しまして…。いつもより緊張した感じがあって、入場からあんまり記憶がないっていうか」と2階級制覇へのプレッシャーを感じていたことを告白した。

それでも「すごい緊張した中、自分の中では冷静に戦えたと思います。フライ級初で慎重になった部分はあったんですけど、いつもよりヒヤヒヤしなかったんじゃないかと思いますんで。これから、第2章の拳四朗を見せていきたいと思うんで応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

さらに14日に行われるWBOの世界フライ級王座戦「アンソニー・オラクスアガvsジョナサン・ゴンザレス」につても言及。「明日もまた試合があるというので、みなさんが期待する統一戦ができると思うので期待してください」とさらなる野望も口にした。

新たな階級でも、強すぎる姿を見せ続けそうだ。

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