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【セCS】岡田阪神を終戦に導いたDeNAジャクソンの〝特異体質〟「エネルギーに変えられる」

東スポWEB 2024年10月14日 5時1分

勝負を決めたのはベイ打線の猛攻だった。DeNAが阪神とのCSファーストステージ(甲子園)に2連勝を飾り、16日から始まる巨人とのファイナルステージ(東京ドーム)に駒を進めた。

1点ビハインドの2回無死満塁で、戸柱が走者一掃の適時二塁打、牧のタイムリーで一挙4点。7回にもフォード、佐野の本塁打で計10点を奪い、阪神を大きく突き放した。

「先制されたすぐ後に、みんながつないで、よく打ってくれました。アナリストからの(データ)もあって、みんなが狙い球を絞ってね、いい形で攻撃ができたと思う」

そう三浦大輔監督(50)が効果的な連打をたたえれば、ヒーローとなった戸柱も胸を張ってこう強調した。

「(阪神・高橋が)本当にいい投手だったので、ストライクが来たら積極的にいこう、とみんなで決めていた。あの爆発的な攻撃が横浜の持ち味。勝ってよかったです」

6回途中で降板したとはいえ、4安打1失点に抑えた先発ジャクソンの好投も光った。虎党の大声援による重圧が心配されたが、「うるさければうるさいほどいいんだ。自分のエネルギーに変えられる」がジャクソンのモットー。この日もそうだったかと聞くと「オフコース!」とニヤリだ。そこから先は三浦監督が「みんな程よい緊張感の中で気合が入ってる」というリリーフ陣がしっかり試合を締めくくった。

しかし、喜んでばかりもいられない。第1戦に先発した東克樹投手(28)は左太腿違和感で登録抹消。5番宮崎敏郎内野手(35)も試合中「右下肢の攣り」で途中退場している。それでも「シーズンはまだ終わっていない。選手全員でカバーし合っていきます」と三浦監督は言う。スローガン「勝ち切る覚悟」が問われるのはこれからだ。

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