アイドルグループ「SKE48」の藤本冬香(26)が33rdシングル「告白心拍数」(10月2日発売)で初の選抜入りを果たした。26歳での初選抜はSKE48史上最年長記録となる。名実ともにグループを代表するメンバーとなった藤本はSKE48と地元・広島とをつなぐ架け橋となることに意欲を燃やしている。
――8月24日に新曲の選抜メンバーとなることが発表された
藤本 家族や広島の友達からも連絡が来て、みんなすごく喜んでくれました。何よりファンの人たちが喜んでくれたのがうれしかったです。選抜発表があってから2週間でX(旧ツイッター)のフォロワーが1500人ぐらい増えました。
――選抜入りを告げられたのはいつ
藤本 6月の末ぐらいにマネジャーさんから電話がかかってきて「シングルの選抜に選ばれました」と言われました。
――その時の気持ちは
藤本 とにかくビックリして「えっ?」ってなって…。もう一度改めてマネジャーさんから「選抜に選ばれました」と告げられたら実感が湧いてきて、涙が出ました。本当にうれしかったですね。〝ようやくこの時が来たか〟と思いました。
――2018年12月にSKE48の9期生オーディションに合格してから6年目での選抜入り
藤本 本当に続けてきて良かったと思います。私は2年前に休学中だった広島の大学を辞めて、アイドルで頑張ろうと決めました。だから〝選抜に入りたい〟という思いは強かったです。26歳での初選抜はSKE48での最年長記録なんです。〝藤本さんは26歳で選抜入りしたから私も頑張ろう!〟って後輩のメンバーの励みになれたらうれしいなって思います。
――今後の目標は
藤本 SKE48は名古屋を拠点にしてますが、、名古屋でしか活動しちゃいけないわけじゃない。私は広島県出身なので、広島の人にもSKE48のことを知ってもらえるように、表題曲を引っさげていろんな地元のラジオやテレビに出て、アピールできたらいいなと思います。また、SKE48に入ってから、まだ1度も全国ネットのテレビ番組に出たことがないので、出てみたいなと思います。
――3月には地元・広島のカープ応援番組「カープ道」(広島ホームテレビ)に出演した
藤本 広島でお仕事をするのがずっと夢で、それがSKE6年目にして「カープ道」さんで初めてかなったんです。それまでの活動で1番うれしい出来事でした。共演させていただいた中島尚樹さん、神田康秋アナもすごく優しくて本当に楽しくて、素敵な時間でした。家族もすごく喜んでくれたし、番組で訪ねたお店に、私のファンの方が足を運んでくださったりして、お店の方も喜んでくださってて。だから、SKE48と広島をつなぐ架け橋にちょっとだけなれたのかなと思うと、すごくうれしかったです。
――新曲のCDジャケットには選抜メンバー18人の写真が使われている
藤本 お仕事でご一緒させていただいた方々にSKE48のCDにサインを書いてお渡ししていたんですけど、これまでは自分が写っていないCDジャケットにサインを書くしかなくて…。誰も写ってない端っこにサインを書いてお渡ししていたんですが、これからは自分の顔の横にサインを書いてお渡したいです。
――選抜メンバーとしてシングル曲を堂々とアピールできる
藤本 地元のラジオ番組「大窪シゲキの9ジラジ」(広島FM)や「カーティスト」(RCCラジオ)に出演させていただいた時には、シングルの表題曲じゃなく、私が歌っているカップリング曲をラジオでかけていただいてたんですよ。表題曲をかけられなくて申し訳ないなっていう気持ちがあったので、この「告白心拍数」を引っさげて、ラジオにもっと出たいなって思います。
――シーズン中は時間があれば、広島カープの試合を見に行っていた
藤本 勝っても負けてもカープが存在してくれるっていうことは、私にとってはすごく大きいんです。睡眠よりもカープの試合を見に行く方が元気が出るんです。
――選抜入りしたら「目標を達成して、辞めちゃうんじゃないか」と心配するファンもいる
藤本 私にはまだ叶えていない夢が2つあります。それはマツダスタジアムで始球式をすることと、球場で流れる応援歌『それ行けカープ』の芸能人映像に参加することです。それを叶えないといけないので、まだまだ辞めませんよ(笑い)。