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【出雲駅伝】国学院大が2度目の優勝 平林清澄が初V時のドラマを再現「自分が憧れたレースを」

東スポWEB 2024年10月14日 15時50分

あのドラマを再現だ――。出雲駅伝(島根・出雲大社前~出雲ドーム前)が14日に行われ、国学院大が2時間9分24秒で5年ぶり2度目の優勝。最終6区で平林清澄(4年)が2位の駒大を突き放した。

「最高~!」大黒柱の平林がゴールテープを切ると、歓喜の輪が広がった。アンカーを任された平林は、駒大の篠原倖太朗(4年)に一時並ばれるも「これは自分が行くしかない」とギアチェンジ。上りを使ってスパートをかけ、最後まで軽やかな走りでチームを優勝に導いた。

初優勝時の2019年大会は土方英和(ホンダ)が4位からの大逆転を見せた。そのレースを見た平林は「『すげえ』と鳥肌が立った」と刺激を受け、国学院大への進学を決断。「自分が憧れたレースをもう1回ここで再現しようと、チームのために走った。優勝できてよかった」としみじみ語った。

2月の大阪マラソンでは初マラソン日本最高記録と日本学生記録を同時に更新する2時間6分18秒で優勝。国学院大のエースとして期待が集まる中でも「最後6区には自分がいると言いたかったけど、ここにいる選手みんな強いので、最後はみんなの胸借りるつもりで、みんなの勢いを借りて優勝することができた。本当にありがとう」。チームメートに感謝の思いを伝えると、全員から自然と笑みがこぼれた。

今後も全日本大学駅伝、箱根駅伝と大勝負が控える。前田康弘監督は「本当に多くの方に支えられての優勝。みなさん、ありがとうございました。これからも頑張ります」と充実の表情。次なる戦いへ向けて、早くも前を見据えていた。

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