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29戦全勝!中谷潤人が2度目の防衛 一度もダウンしたことがないペッチにTKO勝ち

東スポWEB 2024年10月14日 21時35分

ボクシングの世界戦3試合が行われた14日の東京・有明アリーナ大会で、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)は挑戦者のペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)に6回2分59秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。

モノが違う。77戦と自身の3倍近いキャリアを誇る百戦錬磨の挑戦者に、つけ入る隙を与えなかった。開始早々、左フックをさく裂。挑戦者はヒザをついたがダウンと判定されなかった。それでも、これで勢いづいた中谷は面白いようにパンチをヒットさせる。

そしてペッチが距離を詰めてきた6回、連打でダウンを奪取。カウント9でなんとか立ち上がってきた挑戦者に左ストレートを突き刺し、ここでまで一度もダウンしたことがないペッチをキッチリと眠らせた。

これで29戦全勝(22KO)とした王者は「世界戦でKOする機会が増えてるんで、お客さんに喜んでもらえたらうれしい」と笑顔がはじけた。

バンタム級の世界4団体王者はすべて日本人。王座統一戦、さらにはスーパーバンタム級の4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)とのメガマッチも取りざたされており、夢は膨らむばかりだ。「チャンピオンは誰でも。『フーズ・ネクスト』(次は誰だ)って感じです」

米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定める全階級を通じたランキングのパウンド・フォー・パウンド(PFP)で9位と、世界が認める〝ネクスト・モンスター〟は「PFP1位を掲げているので、そこを目指して今日みたいにKOをたくさんお見せしたい」とキッパリ。今後も楽しみしかない。

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