Infoseek 楽天

PSの結果を暗示させる大谷とジャッジだけのMLBのCMが大ひんしゅく「ワールドシリーズの台本」

東スポWEB 2024年10月15日 16時0分

大リーグのプレーオフは14日(日本時間15日)、リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ナ・リーグ第2戦は大谷翔平投手(30)が所属するドジャースがメッツに3―7で敗れ、対戦成績を1勝1敗とした。ア・リーグ第1戦はヤンキースがガーディアンズを5―2で退け先勝した。

勝ち上がったチームが25日(同26日)からのワールドシリーズ(WS)で世界一を争うが、MLBが流している「ポストシーズン(PS)2024」のCMが不興を買っている。というのも約30秒の映像に登場するのは大谷とヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(32)の2人だけ。両雄のプレーシーンを交互に流し、まるでMLBがドジャースとヤンキースの頂上対決を後押ししている印象を抱きかねない内容となっている。メッツやガーディアンズのファンなら怒って当然のCMで、ネット上では「結果があらかじめ決まっているようで最悪」「出来レース?」「偏見だ」と批判の声が上がっている。

米メディア「Awful Announcing」も「MLBは応援している対戦カードが一つあることをハッキリとは認めていないが、応援すべき対戦は一つある。その対戦はドジャースとヤンキースだ。PSのCMでMLBはほぼそれを認めた」と指摘。さらに「ガーディアンズやメッツのファンが、MLBがジャッジと大谷を誇示しているのを見ると心温かくなるとは感じられない」とファンの気持ちをおもんぱかった。

このCMは地区シリーズから放送され、幸いにもドジャースとヤンキースは生き残っている。同メディアは「ヤンキースとドジャースがプレーオフでKOされたらMLB最高のCMは廃止するのか?」と皮肉りながらも「両方がWSに進出したらこのCMは間違いなく陰謀論者を勇気づけ、PSはジャッジと大谷がWSで対戦するための台本だったと主張するだろう」とあきれた口調で締めた。

この記事の関連ニュース