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【卓球】アジア王者・張本智和 妹・美和ときょうだいで高め合い「妹が頑張っているからこそ」

東スポWEB 2024年10月15日 17時5分

卓球男子で五倫2大会連続代表の張本智和(智和企画)は、妹の美和(木下グループ)ときょうだいでお互いを高め合っている。

13日に閉幕したアジア選手権(カザフスタン)のシングルス決勝では、世界ランキング3位の林詩棟(中国)を3―1で下して金メダル。日本勢の優勝は1974年横浜大会の長谷川信彦以来、50年ぶりの偉業となった。15日は羽田空港へ帰国し「1試合重ねるごとに反省を繰り返して、その結果が最後のシングルスにギリギリ間に合った。頑張った結果がこうやって優勝につながったと思う」と頬を緩めた。

美和も団体決勝の中国戦で王芸迪と大エース・孫穎莎を下し、日本の50年ぶりとなる金メダル獲得に大きく貢献。シングルスでも銀メダルを手にした。そんな妹については「やっぱ僕は(中国勢に)決勝で1回勝っただけだが、妹は決勝で五輪王者ともう1人の選手、計2回勝っている。僕的にはやっぱり2回勝った方がすごいと思う。団体の優勝はシングルスで3勝しないとできないので、チームメイトにも恵まれて、そして自分も頑張って、本当にすばらしいと思う」と褒めたたえた。

兄にとって、妹は大きな刺激となっている。「シングルスも美和が決勝に残ったから、自分も一歩追いつきたいとか、同じ結果までには行きたいと思って決勝まで行った。(美和は)惜しくも決勝で負けたけど、負けたなら僕が取り返すしかないという気持ちだった。他の選手ではこういうモチベーションにならない。やっぱり妹が頑張っているからこそ、僕も1試合でも多くやって勝ちを拾えているのかなと思うし、すごくありがたい」と感謝を口にした。

今後もきょうだいで世界一を目指して歩みを進めていく。

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