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【ソフトバンク】小久保監督 近藤健介CS出場は異例の当日判断「スタメン発表まで分からない」

東スポWEB 2024年10月15日 22時0分

首脳陣の最終判断は──。16日に開幕するCSファイナルステージでソフトバンクは日本ハムを迎え撃つ。15日には本拠地のみずほペイペイドームで前日会見が行われ、小久保裕紀監督(53)が出席した。

鷹指揮官は対戦相手が決まったことに「想定としては日本ハムが来る準備をほぼほぼやっていた。昨日はっきり決まったので、イメージ通りシミュレーションできます」と話し「ファーストステージを見ながら、あれだけのファンの方々の心を動かせる舞台が、ここ福岡にいよいよやってくるとワクワクしています」と語った。

そんな小久保監督が〝打倒ハム〟を掲げる上で気をもむのは、近藤健介外野手(31)のケガの状態だ。先月16日のオリックス戦(京セラ)で右足首を負傷してから懸命のリハビリを続け、少しずつ練習を再開させてきた。

この日の全体練習では打撃練習に加え、塁間を走りベースにスライディングする場面もあった。全力疾走はできない中で自身の足の様子を確かめるように足を動かした。

CSでの起用はどうなるのか。首脳陣が下した決断は異例とも言える〝当日判断〟だった。小久保監督は「近藤を焦らせることなく、現状の状態を見てから判断する」と口にし「最終決定はスタメン発表まで分からない」と語った。

当然、他の首脳陣にも共通認識がある。コーチの一人は「打つのは多分大丈夫だと思う。今日もまあまあ走ってたので、あとは明日、反動で状態がどうなるか。明日の16時が最終登録なので、それまでにははっきりする」と話せば、別のコーチは「今の足の状態は60から70くらい。それが40、50になったりすることもある。初日はいけたけど、2日目で状態があまり思わしくないとなれば、ひょっとしたらベンチを外れるということも」と明かした。

本人もCSに合わせるつもりでリハビリを進めてきた。しかし、近藤は日本を代表する球界屈指の好打者。未来があるからこそ、首脳陣は選手生命を考えてギリギリまで状態を見極める姿勢を崩さなかった。

日本シリーズ進出のためにも重要となる近藤の状態。ギリギリの判断となりそうだ。

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