元「ジャングルポケット」斉藤慎二（４１）の不同意性交事件が、交番付近で起きていたことが現場取材で分かった。警察の目と鼻の先で、通勤のサラリーマンたちがせわしなく行き交う中、大胆な行為が行われていたことになる。
斉藤は７月、東京・新宿区に停車されたロケバス内で２０代女性に性的行為をしたとされる。
７月下旬の平日午前に起きたとの情報をもとに当時と同じ状況を確認するため、１５日朝～昼にかけて事件現場を歩いて取材した。すると、すぐに交番が見つかった。
片側１車線の道路路肩には大型車が一時停車され、走り去ってはまた別の大型車が停車する。ロケバスが止められていたとしても違和感は全くない。歩道では通勤のスーツ姿のサラリーマンがせわしなく行き交い、最寄りの駅に吸い込まれ、逆に吐き出されていく――人気芸人は交番付近で、かつ、サラリーマンたちがそばを歩く中、あまりにも大胆な行為をしていたことが浮かび上がってきた。
交番の警察署員に取材したが、「お答えする立場にありません。警務課に聞いてください」と話した。近隣店舗従業員の話。
「その日は晴れで朝から３０度ほどあり、非常に暑かったことを覚えています。斉藤さんと人気女性タレント、女性（被害女性）の３人でロケして、スタッフが５人くらいいたと思います。交番が近くにあって人通りも多いのに、事件が起きたと聞いてビックリしました」
スタッフがいたにもかかわらず事件が起きたことにテレビ界から疑問の声が相次いでいる。
別の近隣店舗従業員は「ロケのスタッフは関西圏のテレビ局を名乗っていました。女性（被害女性）が人気女性タレントにメイクしてあげるロケだったようです」と話した。
事件がロケバス内で起きたことに芸能界からは厳しい声が少なくない。
俳優の梅沢富美男は１５日、都内で行われた研究成果メディア発表会「カマンベールチーズと認知機能の意外な関係」に出席。斉藤が昨年８～９月、不倫疑惑を報じられた際、共演して「笑いに変えた」と振り返る。その上で「やっていいことと悪いことがある。それをわきまえてやればいい。ロケバスで、なんてとんでもない話ですよ」と厳しく一喝した。