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【巨人】ヤングGは〝空白の2週間〟に「へっちゃら」 ベテラン勢とは異なるポジティブ思考

東スポWEB 2024年10月16日 5時0分

日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ・ファイナルステージがセパ両リーグで16日に開幕する。4年ぶりにセ・リーグを制した巨人は本拠地・東京ドームでDeNAを迎撃。阿部慎之助監督(45)はシーズン最終戦から試合が2週間空いたことにやや懸念を示したが、若手たちは意外にも「へっちゃら」のようで…。

セ王者としての貫禄を見せつける。球団にとっても3年ぶりのCS出場。就任1年目にしてチームをリーグ優勝に導いた阿部監督は「すごくワクワクしています」と気持ちを高ぶらせる一方で「いつも通り、特別なことはしない。『流れ』をどう自分で読み取るかっていうところが一番大事かなと思います」と冷静な姿勢も見せた。

1勝の優勝アドバンテージを持って臨むDeNA戦だが、懸案がないわけではない。指揮官は「いろんなチームが試しているとは思うけど、2週間試合がないというのはなかなかキツいものだとは思う」と明かせば、主砲・岡本和やベテラン・菅野ら実績や経験も豊富な主力選手も調整の難しさを口にした。

レギュラーシーズンは今月2日で終了。その後は宮崎でのフェニックス・リーグや三軍戦などで調整したとはいえ、阪神を倒して勢いに乗るDeNAに比べると巨人はやや分が悪くも映る。

ところが、ヤングGたちから上がった声は違った。若手の一人が「CSも、この時期の過ごし方も初めての経験なので…。どちらかというと空いた時間で体をリフレッシュできたのは大きいかなとポジティブに捉えています」と明かせば、別の選手も「自分たちの立場は毎日が勝負なので、目の前の試合や練習に取り組んでいるとそこまでは気にはならないかな、というのはあります」と語った。

こうした声について、チーム関係者は「若くて経験がないからこそ知らない怖さや不安などもあるはず。今年は若手選手も多いチーム編成だし、その前向きさをプレーに生かせればこれ以上心強いことはないでしょうね」と分析した。

怖いもの知らずだからこそ余計な〝邪念〟に支配されない強みもある。どちらに転ぶかはふたを開けなければ分からないが、V奪回の原動力となったフレッシュでタフなヤングGたちの活躍で阿部監督や先輩たちの不安を一掃できるか。

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